「モグニャンとカナガンキャットフードはどっちを選ぶべき?」
「モグニャンとカナガンを比較してほしい」
モグニャンとカナガンキャットフードのどちらを愛猫に与えるべきか、迷う方も多いでしょう。
我が家ではカナガンから与え始めて、モグニャンも試しに与えてみましたが、どちらも食いつきは良好でした。
製品としてはどちらも高品質なので、味や成分を比較して決めるのもいいでしょう。
この記事ではモグニャンとカナガンキャットフードのどちらも与えたから分かる、それぞれのメリット・デメリットや成分を徹底比較します!
現在キャットフード選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
モグニャンキャットフード
メリット
- 小粒で食べやすい
- 成分のバランスが良い
- ジッパーの性能が高い
デメリット
- 酸化防止剤が含まれている
- 味が1種類しかない
カナガンキャットフード
メリット
- 無添加で体にやさしい
- 味が3種類もある
- 猫の食いつきが良いと評判
デメリット
- カロリーがやや高め
- 粒が1cmと少し大きめ
モグニャンとカナガンのキャットフードを比較
モグニャン | カナガン | |
---|---|---|
商品パッケージ | ||
ランク | SS | SS |
フードの種類 | 1種類 | 3種類 |
生産地 | イギリス | イギリス |
原材料 | 白身魚中心 | チキンやサーモン中心 |
成分 | タンパク質(27%以上) 脂質(11%以上) | タンパク質(34%以上) 脂質(16.7%以上) |
添加物 | 香料・着色料不使用 グレインフリー | 香料・着色料不使用 グレインフリー |
カロリー(100gあたり) | 379kcal | 398〜405kacl |
粒の大きさ | 8mm | 1cm |
価格 | 4,708円(1.5kg) | 4,708円(1.5kg) |
公式サイト | https://www.mognyancatfood.co.jp/cart | https://www.canagancatfood.co.jp/cart |
どちらを選ぶべきか筆者の結論をまとめます。
- カロリー抑えめなフードを選びたい場合は「モグニャン」
- 栄養価の高いフードを選びたい場合は「カナガン」
上記でまとまりました。フード自体はどちらも香料・着色料・グレインフリーで信頼できます。
違いがあるとすれば味とカロリー・粒の大きさくらいでしょう。
以下で特徴をそれぞれ比較していますので、参考にしてみてください。
生産地の比較
モグニャンとカナガンの生産地は同じイギリスです。日本においてはどちらも株式会社レティシアンという会社が販売しています。
モグニャン | カナガン | |
---|---|---|
生産地 | イギリス | イギリス |
工場 | イギリス | イギリス |
生産地に対する評価 | 5.0点 | 5.0点 |
イギリスはペット先進国であり、ペットフードも人間の食事と同等に捉えられ、法規制も厳しく設定されています。
ペットの生体販売も禁止されているため、むやみやたらなフードは作られ難いです。
その証拠として、生産は欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした、信頼できる工場でのみ行っています。
引用:カナガンキャットフード
穀物不使用のグレインフリーにこだわりがあり、20年以上も世界中の愛猫家から「本物の高品質なキャットフード」と親しまれています。
原材料の比較
モグニャンとカナガンの原材料の比較は以下の通りです。
モグニャン | カナガン(チキン) | |
---|---|---|
原材料 | 白身魚 タピオカ ジャガイモ エンドウ豆タンパク ビール酵母 サツマイモ ココナッツオイル セルロース サーモンオイル フィッシュスープ バナナ りんご クランベリー カボチャ セイル類 (亜鉛、鉄、マンガン銅、ヨウ素) 酸化防止剤(ローズマリー油出物) ビタミン類 乳酸菌 | 乾燥チキン チキン生肉 サツマイモ ジャガイモ チキンオイル 乾燥卵 チキングレイビー サーモンオイル アルファルファ クランベリー マンナンオリゴ糖 フラクトオリゴ糖 リンゴ ニンジン ホウレンソウ 海藻 カモミール セイヨウハッカ マリーゴールド アニス コロハ ビタミン類(A、D3、E) タウリン ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) |
原材料に対する評価 | 4.5点 | 5.0点 |
※原材料は配合料の多い順で記載されています
モグニャンは魚とフルーツ系、カナガンはチキンと魚・野菜類が多いフードだとわかります。
どちらもフードの成分に大きな問題はありませんが、強いていうならモグニャンに含まれている以下の成分は少し気になりました…
モグニャンに含まれている成分について:
- ココナッツオイル
→猫の食いつきが悪くなる可能性がある - 酸化防止剤
→化学的な薬品
とくに酸化防止剤はフードの酸化を予防する化学薬品であるため、筆者は酸化防止剤が含まれているフードは避けるようにしています。
キャットフードの保存性を高めるための添加物であり、猫ちゃんの下痢や嘔吐の原因になることもごく稀にあるためです。
その点カナガンキャットフードは酸化防止剤も含まれていない無添加フードなので、自信を持って与えられます。
成分の比較
モグニャンとカナガンの成分の比較は以下の通りです。
モグニャン | カナガン(チキン) | |
---|---|---|
成分 | タンパク質 / 27%以上 脂質 / 11%以上 粗繊維 / 5.25%以下 灰分 / 9.5%以下 水分 / 5%以下 NFE / 41% オメガ3脂肪酸 / 2.5% オメガ6脂肪酸 / 1.3% リン / 1.1% カルシウム / 1.3% | タンパク質 / 34%以上 脂質 / 16.7%以上 粗繊維 / 3.52%以上 灰分 / 8%以上 水分 / 8%以上 など |
成分に対する評価 | 5.0点 | 5.0点 |
成分はモグニャン・カナガンのどちらも問題ありません。
カロリーの比較
モグニャンとカナガンの比較は以下の通りです。
モグニャン | カナガン(チキン) | |
---|---|---|
カロリー(100gあたり) | 379kcal | 405kacl |
カロリーに対する評価 | 5.0点 | 4.5点 |
カナガンはカロリー高めで太りやすい?と考えるかもしれませんが、そうとも限りません。猫が太る原因はフードのカロリーよりも、与える量にあるためです。
カロリーによって給与量を調節すれば、どのフードでも太りすぎるといったことにはなりません。食が細い猫ちゃんであれば、多くは食べられないのでカロリーの多いフードを与えるべきでしょう。
参考までに、カナガンキャットフードを猫に与えるときの目安を紹介します。給与量は猫の体重や生後年月によって変わります。
成猫時の体重(kg) | 1日あたりの給与量(g) 2-3ヶ月 / 4-5ヶ月 / 6-7ヶ月 / 8-9ヶ月 / 10-11ヶ月 / 12-13ヶ月 |
---|---|
1-2kg | 25-35 / 25-35 / 45-50 / 45-50 / 55-65 / 55-65 |
2-3kg | 35-50 / 35-50 / 50-60 / 50-60 / 65-70 / 65-70 |
3-4kg | 50-55 / 50-55 / 65-75 / 65-75 / 75-85 / 75-85 |
4-5kg | 65-80 / 65-80 / 85-95 / 85-95 / 95-100 / 95-100 |
5-6kg | 80-95 / 80-95 / 95-105 / 95-105 / 105-110 / 105-110 |
6-7kg | 95-115 / 95-115 / 115-120 / 115-120 / 120-130 / 120-130 |
7-8kg | 115-120 / 115-120 / 120-130 / 120-130 / 130-135 / 130-135 |
生後4-5ヶ月で体重が2-3kgの猫ちゃんであれば、1日の給与量は35-50gです。
そもそもカリカリのドライフードのカロリーはそう変わらないので、比較項目として考えすぎる必要はないでしょう。
粒の比較
モグニャンとカナガンの粒の比較は以下の通りです。
モグニャン | カナガン | |
---|---|---|
粒の大きさ | 8mm | 10〜12mm |
粒に対する評価 | 5.0点 | 4.0点 |
粒の大きさを実際に比べてみると、カナガンの方が大きいとわかります。モグニャンは小粒なので、子猫にも与えられる大きさです。
粒のサイズによって食いつきや品質が変わることはないですが、大きすぎると吐き戻しや消化不良になる可能性もゼロではありません。
とはいえどのメーカー・ブランドも5〜1.5cmの範囲で抑えられているので、大きすぎるということはないでしょう。
どちらもラベルを見ても、生後2ヶ月以降の子猫にもOKと記載されており、心配はないといえます。
価格の比較
モグニャンとカナガンの価格の比較は以下の通りです。
モグニャン | カナガン(チキン) | |
---|---|---|
価格 | 4,708円(1.5kg) | 4,708円(1.5kg) |
価格に対する評価 | 4.0点 | 4.0点 |
どちらも同じ会社が販売しているためか価格は同じです。一般的なキャットフードの中ではやや高めな部類のプレミアムキャットフードに該当します。
しかし個人的には数千円をケチって添加物が入っているフードを選ぶのは微妙です。
筆者はフードの価格よりも「なるべく良いものを与えたい」という思いから、カナガンを選びました。
なるべく長生きしてほしいので、価格は惜しまずに良いものを与えたいです。
モグニャンとカナガンのキャットフードはどっちが良い?
モグニャンとカナガンのどっちがおすすめか?それぞれ紹介します。
モグニャンがおすすめな猫(飼い主)
モグニャンは以下のような猫(飼い主)におすすめです。
- 小粒で食べやすそうなフードを探している
- 猫がチキン系のフードを食べなかったことがある
- 生後2ヶ月以降でドライフードに慣れている
モグニャンはカナガンとよく比較されるプレミアムキャットフードです。
猫にとっては小粒で食べやすい、グレインフリーで体に優しいなど、いくつかの特徴があります。
飼い主にとってはジッパー付きの袋が、保存性と利便性を高めるでしょう。
子猫から老猫まで多くの猫ちゃんに与えられるおすすめフードです!とくにチキン系のフードで食いつきが悪かった経験がある場合は、白身魚65%使用のモグニャンが向いているでしょう。
カナガンがおすすめな猫(飼い主)
カナガンキャットフードは以下のような猫(飼い主)におすすめです。
- 無添加のキャットフードにこだわりたい
- 猫が魚系のフードを食べなかったことがある
- 生後2ヶ月以降でドライフードに慣れている
カナガンは無添加キャットフードの代表例であり、多くの飼い主から選ばれる人気のフードです。
筆者も無添加という点と愛用者が多いという点を気に入り、カナガンを選びました。
ブリーダーさんから引き取った当初はロイヤルカナンを与えてましたが、カナガンに変更した後の食いつきにも驚きました…
猫ちゃんの体調に異常がないなら、カナガンキャットフードを選ぶべきだと自信を持っていえます!
まとめ:モグニャンとカナガンキャットフードの総合評価
モグニャンとカナガンは同じメーカーが発売している商品なので、比較してみても同様の結果となる場合が多かったです。
生産地や価格は似通っており、違いがあるとすれば以下の5つです。
モグニャンとカナガンの違い:
- 原材料の違い
- 成分の違い
- 味の違い
- カロリーの違い
- 粒の違い
筆者はモグニャンの原材料に含まれる酸化防止剤が気になりました。しかし一般的には酸化防止剤が含まれている方が多く、逆に含まれていないカナガンの方が珍しい(すごすぎる)フードといえるでしょう。
したがって、それぞれの総合評価は以下のようになります。
モグニャン | カナガン | |
---|---|---|
総合評価 | 4.5点 | 5.0点 |
ー価格 | ||
ー栄養バランス | ||
ー安全性 |
総合評価ではカナガンが5.0点と勝ります。とはいえ味の好みや食いつきには猫ちゃんの好みがあるため、どちらも与えてみて良さそうなのを愛用するのがいいでしょう。
この記事があなたのキャットフード選びの参考になれば幸いです。