生活習慣病のひとつである猫の糖尿病。
合併症も伴ってしまう病気ですが、猫も糖尿病に発症してしまう可能性があることはご存知でしょうか。
本記事では糖尿病の猫におすすめのキャットフードを解説します。
キャットフードを選ぶポイントや糖尿病の猫に関するよくある質問もまとめました。
愛猫の糖尿病が気になる飼い主さん、糖尿病を予防するためのキャットフードを知りたい飼い主さんはぜひ参考にしてください。
\ 獣医師が推奨 /
- 無添加のフードを与えたい
- 素材の味が活かされたフードを選びたい
- 厳格な工場管理のもとで製造された栄養食がいい
こんな場合は、グランツキャットフードがおすすめ!
累計販売数は800万食を突破しているので安心できます。
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※※人工着色料・保存料・香料は一切不使用
糖尿病の猫におすすめのキャットフード
糖尿病は体の中で血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用不足による病気です。
加齢やストレスも原因の一つですが、肥満や偏った食事も発症を促す要因と考えられています。
また、糖尿病を発症した猫も食事に気を配らなければなりません。
糖尿病の猫におすすめのキャットフードは以下の5種類です。
- モグニャン
- カナガン
- ジャガーキャットフード
- グランツ
- ロイヤルカナン
モグニャン
公式サイト:モグニャン
商品名 | モグニャンキャットフード |
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原材料名 | 白身魚65%、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌 |
成分 | タンパク質27%以上、脂質11%以上、粗繊維5. 25%以下、灰分9. 5%以下、水分5%以下、NFE41%、オメガ3脂肪酸2.5%、オメガ6脂肪酸1.3%、リン1.1%、カルシウム1.3% |
カロリー | 379kcal(100gあたり) |
対象年齢 | 全年齢対応 |
原産国 | イギリス |
モグニャンは着色料・香料不使用で主に白身魚を使用したキャットフードです。
大きさも小粒で、子猫からシニア猫まで食べやすくなっています。
健康維持に役立つカロテンやカリウムが豊富なカボチャ、体のバランスをサポートする効果があるクランベリーなど原材料にもこだわっています。
穀物を一切使用しないグレインフリーなので、穀物を消化しづらい猫にも安心です。
カナガン
公式サイト:カナガン
商品名 | カナガンキャットフードチキン |
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原材料名 | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、 サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) |
成分 | タンパク質34%以上、脂質16.7%以上、粗繊維3.25%以下、灰分10.7%以下、水分8%以下、オメガ6脂肪酸2.99%、オメガ3脂肪酸0.82%、カルシウム1.58%、リン1.1% |
カロリー | 405kcal(100gあたり) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
原産国 | イギリス |
カナガンキャットフードは、お肉が60%以上も入った高タンパクな総合栄養食です。
穀物を使用していないグレインフリーで、100%の獣医師が良い栄養バランスを実現していると評価されています。
香料・着色料は不使用なのはもちろん、上質な食物繊維源であるサツマイモやジャガイモが配合されています。
ジャガーキャットフード
公式サイト:ジャガーキャットフード
商品名 | ジャガーキャットフード |
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原材料名 | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス)、ジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモ、乾燥卵、チキングレイビー、チキンオイル、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、フェンネル、マリーゴールド、カモミール、ペパーミント、フラクトオリゴ糖、アニス、フェヌグリーク、リンゴ、ニンジン、クランベリー、セイヨウタンポポ、海藻、カボチャパウダー、ローズマリー、ホウレンソウ、ビルベリー、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、ビタミン類(E、C、A、B1、B2、D3)、メチオニン、タウリン、リジン、L-カルニチン、乳酸菌 |
成分 | タンパク質37%以上、脂質14.88%以上、粗繊維5.25%以下、灰分10.13%以下、水分8%以下 |
カロリー | 387.5kcal(100gあたり) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
原産国 | イギリス |
ジャガーキャットフードはチキン、鴨、サーモン、マスなどの動物性原材料を約80%使用した高タンパクなフードです。
アントシアニンを多く含むビルベリーやビタミンたっぷりのクランベリーなど、栄養豊富な食材にもこだわっています。
グレインフリーなのはもちろん、スターチ(でんぷん)の量も低減したレシピで作られたキャットフードです。
グランツ
公式サイト:グランツ
商品名 | GRANDS(グランツ)プレミアムキャットフード |
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原材料名 | 脱水チキン、フレッシュチキン、脱水サーモン、チキンファット、チキンプロテイン、サーモンオイル、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン(サーモン由来)、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛) |
成分 | 粗タンパク質36.00%以上脂質17.00%以上粗繊維4.50%以下粗灰分8.50%以下水分10.00%以下オメガ6脂肪酸0.70%以上オメガ3脂肪酸0.50%以上リン1.10%以上マグネシウム0.09%以上ナトリウム0.60%以上カルシウム1.60%以上 |
カロリー | 361kcal (100gあたり) |
対象年齢 | 全年齢対象 |
原産国 | フランス |
グランツは人工添加物不使用で高タンパクなプレミアムキャットフードです。
チキンやサーモンのお肉が71.8%配合されており、お肉とお魚の栄養をバランスよく摂取できます。
グレインフリーで低糖質なため、糖尿病が気になる愛猫にピッタリなフードです。
クランベリーやブルーベリーも配合されているので尿路ケアも期待できます。
ロイヤルカナン
公式サイト:ロイヤルカナン
商品名 | ロイヤルカナン 糖コントロール ドライ |
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原材料名 | 肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、タピオカ、超高消化性大豆タンパク(消化率90%以上)、大麦、コーングルテン、植物性繊維、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、魚)、動物性油脂、チコリー、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、サイリウム、大豆油、フラクトオリゴ糖、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、塩化アンモニウム、ミネラル類(K、Cl、Zn、Na、Mn、Fe、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、A、B2、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B12、葉酸、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) |
成分 | たんぱく質44.0 %以上、 脂質10.0 %以上、 粗繊維5.6 %以下、 灰分7.3 %以下、 水分6.5 %以下 |
カロリー | 381kcal(100gあたり) |
種類 | 療法食(ドライフード) |
原産国 | 韓国 |
ロイヤルカナン糖コントロールは糖尿病の猫のために作られた食事療法食です。
食後の血糖の安定に配慮し、大麦やサイリウムなどが配合されています。
鶏や七面鳥、ダックのほか大豆タンパクを配合しているため高タンパクなフードです。
炭水化物の含有量も低く調整されているため、安定した血糖を維持できます。
糖尿病の猫におすすめのキャットフードを選ぶポイント
糖尿病を発症した猫は日頃の食事にも気をつけなければなりません。
糖尿病を進行させないためにはキャットフードの成分が重要です。
以下の3点に注目してキャットフードを選びましょう。
- 食物繊維
- 高タンパク質
- グレインフリー
食物繊維
食物繊維には糖質の吸収を抑えたり、コレステロールを低下させたりする働きがあります。
水に溶けずに水分を吸収してふくらむ不溶性食物繊維は、便のカサを増やし腸の働きをよくしてくれるため、お腹の調子を整えられます。
なお、食物繊維が必要以上に含まれていると便秘に繋がる可能性があるため、含有量5~10%のフードを選びましょう。
高タンパク質
タンパク質は筋肉やエネルギーを作ってくれる重要な栄養素です。
消化や吸収に関わる酵素なども作ってくれるため、糖尿病や肥満に悩んでいる猫には特に摂取させたい栄養素ともいえます。
なお、腎機能が低下しているなどの疾患がある場合、高タンパク質のフードを摂取すると症状が悪化する可能性があります。
高タンパク質のフードを与える前に必ず獣医師に相談しましょう。
グレインフリー
グレインフリーとは穀物を使用していないキャットフードのことです。
猫は穀物を消化することができないため、体に負担がかかってしまいます。
猫の生態を考えて作られたのがグレインフリーのレシピで作られたキャットフードです。
糖尿病の猫や糖尿病が気になる猫にはグレインフリーであるキャットフードを与えましょう。
糖尿病の猫に関するよくある質問
糖尿病の猫に関するよくある質問をまとめました。
- 猫の糖尿病は自然に回復する?
- 食事回数の制限は必要?
- 猫の糖尿病の治療費はいくら?
猫の糖尿病は自然に回復する?
残念ながら糖尿病は自然に治ることはありません。
糖尿病を治すには食事療法やインスリン投与、経口血糖降下薬で血糖値をコントロールする必要があります。
そのまま放置してしまうと高血糖や多飲多尿、毛艶が悪くなるなど症状が悪化していきます。
最悪死に至る場合もあるため、糖尿病の疑いがある場合は獣医師に相談しましょう。
食事回数の制限は必要?
グレインフリーや高タンパク質のフードに切り替えるなどの工夫は大事ですが、1度にたくさんの量を与えてしまうと一気に血糖値が高くなります。
猫は本来1度に少量ずつ食べて空腹を満たす動物です。食事回数の制限はせず、小分けにして与えましょう。
なお、糖尿病の進行具合でフードの種類やインスリン投与の回数などが変わる場合もあります。食事回数についても獣医師に相談すると安心でしょう。
猫の糖尿病の治療費はいくら?
費用は動物病院の価格設定や猫の体格によって異なるため、治療費が定まっているわけではありません。
療法食や毎日のインスリン注射、血糖値検査が主な費用となりますが早期に発見できれば治療費を抑えることができるでしょう。
逆に入院となった場合は高額になる可能性が高いです。
アニコム損害保険会社の調べによると、糖尿病の1年間の平均治療費は約32万円とのことです。
入院費も含めた金額のため低くなる可能性もありますが、もっと高額になる可能性もあるでしょう。
いざというときのためにペット保険に加入することをおすすめします。
参考:アニコム損害保険株式会社
糖尿病の猫におすすめのキャットフードまとめ
本記事では糖尿病の猫におすすめなキャットフードや選び方のポイントについて詳しく解説しました。
糖尿病を改善・予防するためには日頃の食事も大切です。愛猫のためにキャットフードの成分を確認することはもちろん、食事の量にも気をつけましょう。
食事は療法食がおすすめですが、栄養成分の量や比率が調整されているキャットフードとなっています。愛猫に与える前にかかりつけの獣医師に相談しましょう。